鹿児島緩和ケア・ネットワーク
Kagoshima Palliative Care Network

■難しい数式も,TDMもわからない! 「ニガテさん」のための薬物動態

（2021年07月号 [雑誌] :調剤と情報 増刊 雑誌）

『ここがおススメ』

　臨床現場で直面する薬に関する疑問に対して、薬物動態の知識をどのように活用し答えていくのかを理解するのに役立つ1冊です。緩和医療でも直面し、対応に難渋する腎（肝）機能低下時の薬物療法の考え方にも繋がる内容です。

特に、第２章では、患者からのギモンに活かす！医師からのギモンに答える！実例が掲載されており、実臨床での考え方が具体的に掲載されています。著者の山本武人先生（東京大学大学院薬学系研究科 医療薬学教育センター）は腎薬物療法（薬物動態学）の第一人者としてご活躍されており、自己学習が難しい薬物動態学を分かりやすく伝える講演はいつも会場が満席となります。